私が私らしい麻雀を打ち、そして勝つ。

 

すると翌日、面白いブログがアップされる。

 

 

 

勝利の喜びをかみしめながら読む魔王さんのブログは、私にとって最高の楽しみだった。

 

 

 

対局中、卓上は静まり返っている。

 

はずなのに、魔王さんのブログでは選手同士の絶妙な会話のやりとりが記されている。

 

それを見てクスクス笑いながら、時には吹き出してしまいながら、いつも楽しく読ませてもらっていた。

 

 

 

また次も自分らしい麻雀を打つ、そして勝てば・・・

 

いつまでも何度でもそれを書いてもらえると思っていた。

 

 

 

魔王さんは、誰よりも私の麻雀を「信じて」応援してくれた人。

 

私はミスも多いし、目を覆いたくなるような下手くそな選択も多々ある。

 

魔王さんがそれに気づかないはずがない。

 

でも一度も私の失敗を指摘しなかった。

 

魔王さんにはお父さんのことが大好きな、とても素敵な娘さんがいるのだが、

なんとなく・・・私のことも娘のような気持ちで見ていたくれたのではないかと感じた。

 

良いプレイは爽快に褒めまくってくれる。

 

失敗は自分が一番よくわかっているはずだから、と、

それについては何も言わずにあたたかく見守ってくれる。

 

そうやって見守ってくれていることがわかるから、

次はもっと頑張ろうという気持ちになる。

 

もっと喜んでもらいたいと思う。

 

 

 

一度だけ名古屋でご本人にお会いしたことがあった。

 

やっと会えた・・・という気持ちで嬉しかった。

 

ご挨拶はしたが、会話らしい会話はほとんどしなかった。

なのに、なんていうんだろう・・・言葉がなくてもその場ですぐに心が通じ合ったような不思議な感覚があった。

 

またいつか会えるだろうと思っていた。

 

 

 

私に子供ができたときにもすごく喜んでくれていたという話や、

麻雀のことが全くわからないご家族に、私のことをいつも楽しそうに自慢気に話していたことを聞き、

また涙が出た。

 

 

結婚したときも喜んでこのブログを書いてくれたのではないだろうか。

 

 

 

さみしい、悲しい・・・もっと見ててほしかった。

 

 

 

でもきっといつも見てる。

 

これからも、空の上から絶対見てる。

 

もっともっと、たくさん喜んでもらいたい。

 

 

 

「まつもってぃ、今日もよろしくね!」

 

「ピーカシャ!チーン!」

 

 

 

迷いそうになったときには、また魔王ブログ

を見返そう。

 

ここに私の麻雀のすべてが詰まっている気がする。

 

そして私がどうやって進んでいくべきか、そのヒントが書かれている気がする。

 

 

 

魔王さん、本当にありがとうございました。

 

大好きです。